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お知らせ

2025-12-16

北海道ビジネスEXPOに出展しました。

―半導体研究の最前線を企業・行政へ発信―

11月6日(木)・7日(金)にアクセスサッポロで開催された「北海道ビジネスEXPO 2025」に、半導体分野の研究成果を紹介するブースを出展しました。今回の出展は、半導体フロンティア教育研究機構と総合イノベーション創発機構ナノテクノロジー連携研究推進室、さらに半導体関連の複数の研究室が連携して実現したものです。

ブースでは、高温や放射線線量の高い過酷な環境での使用が期待されるダイヤモンド半導体や、AIを活用した機器の故障検知など、各研究室の研究成果を展示しました。説明の中心を担ったのは学部生・大学院生や若手研究者です。専門的な内容をわかりやすく伝えるため、事前にプレゼン練習を重ね、来場者からの質問にも丁寧に対応しました。

研究展示の様子

ナノテクノロジー連携研究推進室からは、文部科学省「マテリアル先端リサーチインフラ」事業の一環として、電子顕微鏡・光学顕微鏡を用いた半導体デバイスの構造観察のデモを実施しました。高等専門学校生も多数来場し、興味深そうに見学していました。

半導体構造観察の様子

イベント初日には、鈴木直道北海道知事が本学ブースをご視察されました。研究室所属の学生が、ビヨンド2ナノ世代で注目を集める2次元半導体を使用した高感度センサーのデモを行い、知事も複数の質問を投げかけるなど強い関心を示していました。

視察を行う鈴木知事
鈴木知事にデモを行う様子

産業界や行政関係者との対話を通じて、研究の社会実装に向けた期待が高まり、さらに学生・若手研究者にとっても成長の場となりました。