高度半導体人材育成に向けた大きな一歩
-海外の半導体研究施設に大学院生2名を派遣することが決定-
高度半導体人材の育成を目的として、情報科学院に所属する学生2名を、ナノエレクトロニクスとデジタル技術における世界有数の研究イノベーション拠点であるimec(ベルギー、ルーヴェン)へ約3ヶ月間派遣することが決定しました。
本派遣は、北大フロンティア基金「半導体人材育成支援基金」を活用し、派遣期間中の研究・研修内容に関するimecの協力と、情報科学研究院の派遣制度運用支援を得て実現しました。
派遣されるのは、情報科学院博士後期課程3年の村椿太一さんと、修士課程2年の松野史門さんの2名で、現地ではimecの研究者と協働し、最先端の半導体技術に関する研究活動に取り組む予定です。
派遣に先立ち、8月18日(月)に、両名が寳金清博総長および山口淳二理事・副学長(半導体フロンティア教育研究機構長)を表敬訪問しました。
訪問では、寳金総長から「世界のどこでも通用するような人材になるためには、imecは良い派遣先だと思う。3ヶ月間、積極的に勉強して濃密な時間を過ごしていただきたい」と激励の言葉が贈られました。
訪問の最後には記念撮影が行われ、温かい雰囲気の中で派遣への期待が共有されました。
本学では、高度半導体人材の育成に向け、今後も国際的な交流を積極的に推進し、学生が世界の研究現場で学べる機会を提供してまいります。本事業の原資となった「半導体人材育成支援基金」は、半導体人材育成の高度化を進めるエコシステムの構築や人材の更なる高度化を目指すとともに、日本と世界の学術界、産業界の発展に資することを目的としています。今後も、半導体分野における高度人材の育成を継続的に進めていくために、本基金への皆様からの温かいご支援をよろしくお願いいたします。
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■ 派遣概要
派遣先:imec(ベルギー)
派遣期間:2025年9月〜11月(予定)
派遣学生: 村椿太一さん(情報科学院 博士後期課程3年)※指導教員:齊藤晋聖教授
松野史門さん(情報科学院 修士課程2年)※指導教員:浅井哲也教授

