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お知らせ

2025-08-22

小学生から大学生まで、半導体にふれる2週間―「半導体Week2025」を開催しました。

7月25日(金)から8月7日(木)にかけて、半導体イベント「半導体Week2025」を開催しました。本イベントは、小学生、中学生、高校生、大学生・一般の方、それぞれを対象とした4つの企画を通じて、半導体産業の魅力と可能性を多角的に紹介することを目的としたものです。

大学生・一般向けイベント:「SEMICON TALK 2025 in Hokudai 」第3回半導体に夢を持てるのか、輪になって躍ろう北海道!

初回となる7月25日(金)には、大学生・一般向けのトークイベント「「SEMICON TALK 2025 in Hokudai 」第3回半導体に夢を持てるのか、輪になって躍ろう北海道!〜半導体メーカーが北大へ大集結!本音で語る現場のあれこれ〜」を実施しました。日本を代表する半導体メーカー6社より本学卒のエンジニアが登壇し、業界の最前線で活躍する技術者の視点から、仕事のやりがいやキャリア形成について語っていただきました。併設の各社のブースでは、事業内容の紹介や学生との交流が行われ、参加者にとっては企業の前線で働くエンジニアのリアルな声を聞くことができる、貴重な機会となりました。
参加者からは、「開発現場の細かいところまでをよく聞くことができた」「半導体には、工学系だけではなく、幅広い分野の知識が活かせるということがわかった」などの声が寄せられました。

(イベントの様子。左から、塩沢竜生さん(キオクシア株式会社)、工藤智人さん(三菱電機株式会社)、安田健介さん(東芝デバイス&ストレージ株式会社)、松本悟さん(Rapidus株式会社)、榊飛翔さん(ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社)、水野慎太郎さん(ルネサスエレクトロニクス株式会社)、ファシリテーターを務めた太田泰彦教授(工学研究院/半導体フロンティア教育研究機構))

小学生向け科学体験イベント:2025サイエンスパーク「現代の魔法、半導体!」

小学生向け科学体験イベント:2025サイエンスパーク「現代の魔法、半導体!」
8月6日(水)には、北海道・札幌市・地方独立行政法人北海道立総合研究機構・本学の共催により開催された小学生向け科学体験イベント「2025サイエンスパーク」にて、「現代の魔法、半導体!」と題したプログラムを出展しました。
身近な電子機器を分解して中にある半導体を実際に見たり、顕微鏡で構造を観察したりと、実験や観察を通じて半導体を楽しく学ぶ内容となりました。

(小型ライトを分解して中の半導体を観察しました。)
(顕微鏡を用いて半導体の構造を観察しました。右は葛西誠也教授(量子集積エレクトロニクス研究センター/半導体フロンティア教育研究機構副機構長))

中学生・高校生向けイベント:研究施設見学会

8月7日(木)には、本学量子集積エレクトロニクス研究センターにて、中学生・高校生を対象とした研究施設見学会を開催しました。
参加者は実際の研究に使用する防塵スーツを着用し、クリーンルーム内で半導体製造装置や研究環境について説明を受けました。
続いて工学部情報エレクトロニクス学科4年の学生(重金泰地さん、白波瀬遥己さん)による研究紹介が行われました。状況に応じて自分自身で歩き方を考えて歩行する四足ロボットの説明や、筋肉が発する微弱な電気信号を利用して操作するロボットアームの体験は、参加者の関心が特に集まり、「歩行ロボットはセンサーで感知した情報をAIで処理しているのか」「ロボットアームへの静電気の影響はあるのか」など、活発に質問が寄せられました。
最後に研究室の学生との座談会も行い、半導体や大学生活への関心を高める機会となりました。

(クリーンルーム見学の様子)
(筋電信号によるロボットアーム操作体験の様子。介護労働への応用が期待できる。)
(座談会の様子)